
高山の古き良き飲み屋街「東海道」の小路を抜けたところで小さな灯りを灯していた「紬乃」が、川原町の古民家へと移り、新たに暖簾を掛け始めた。一回り広くなった店内には、サワラの一枚板を渡したカウンター席の他に、テーブル席の個室もあり。変わらずに昭和歌謡が流れる中、白い割烹着姿の女将の美香さんがていねいに整えてくれる料理を、心ゆくまでゆったりと味わえる。
6,000円~のメニューは、基本予約でおまかせのみ。「予約時にどんな集まりなのかをお聞きして」美香さんが仕立ててくれるコースは、最初に提供される「アテ盛り」から始まって、いつも季節を意識した構成。出始めのクレソンを巻いて楽しむ「牛タンのしゃぶしゃぶ」など、この店ならではの1品を味わいながら、今宵も心地よく夜が更けていく。


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