
初めてこの店のパイを食べた時に思い出したのは、友人のアメリカ出身の夫が作るお手製パイ。それもそのはずで、何層も重なったパフペストリーとは異なり、ショートクラストベーカリーと呼ばれる層のない生地を使って焼き上げられるこの店のパイは、アメリカンなベイクのスタイル。全粒粉やオートミールを使い、りんごやルバーブなどのフィリングを季節ごとに変えて、1年中ショーケースにその姿がある。たっぷりとしたサイズで切り分けられた1ピースは、いつも裏切らない美味しさと食べ応え。添えてくれる生クリームを自分のタイミングで纏わせながら、お皿はたちまち空になってしまう。(Y)





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